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日比谷高校2019年(平成31年)国語の解説

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2019年日比谷高校入学試験問題解説編の国語です。

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日比谷高校2018年(平成30年)国語の解説+α
日比谷高校2018年(平成30年)英語の解説

全体を通して、国語に関しては『例年並み』の印象です。

第3問の物語文に関して、『歴史的仮名遣い』により若干読みづらいと感じた受験生もいたかもしれませんが難易度は変わりないでしょう。国語では確実に予定通りの得点を期待したいところです。

 さて、早速問題解説に移りたいところですが、残念ながら著作権の関係で、現状大問3・4・5の解説記事を上げることができません。日比谷高校の公式ホームページで国語の過去問が正式に公開されたとき、改めて更新したいと思います。

 

 そこで、昨年同様に大問1・2の漢字や独自入試全体の出題意図について私の思うところを書きたいと思います。

☆日比谷の国語対策 『新聞』を読め!

 日比谷高校の漢字問題はそこまで難しくはありません。しかしながら、受験者全体で満点を取る生徒はごくわずかであるという話を入学してから聞きました。

 日比谷高校が求める生徒像である『国際社会に出てリーダーとなれる存在』と照らし合わせてみると、漢字の出題にもその意図がうかがえます。

 実際、国語科や社会科の先生の多くは授業内にて、「新聞を読む習慣をつけろ。」と仰います。国際リーダーに必要なのは資質だけでなく、『日々目まぐるしく変化する国際情勢に関する情報』と、それを多面的に捉え、処理する『論理的思考力』と『判断力』です。「新聞」はまさにそうした多くの情報とそれを処理する力をつけるのにうってつけのツールというわけです。

 そして、日比谷高校の漢字は普段から新聞を読んでいる人にとって見ればなんてことはない、実にやさしい問題なのです。今回の漢字についても言わずもがなです。

(1)粘土は可塑性(かそせい)の高い物質である。

(2)隠蔽(いんぺい)されていた事実が明るみに出る。

(3)容疑が腫れて赦免(しゃめん)される。

(4)誰もがその偉人に哀悼(あいとう)の意を表した。

(5)点検に遺漏(いろう)がないよう万全を期する。

(6)通りを行き交う人の多さに驚いた。

(7)委曲を尽くして説明をする。

(8)恩師の説を祖述する。

(9)有終の美を飾る。

(10)一知半解の状態では相手を説得できない。

 

これらが今回の漢字の問題文及び答えですが、いかがでしょうか。(10番は普段耳にする機会の少ない難問ですが他は例年通りでしょう。)いずれも「新聞」の社会面で目にするものばかりです。(連日世間を賑わせたカル●ス=●ーン氏に関するニュースや大御所芸能人の逝去、統計データの不備などで目にする機会は多かったはず)

 

☆独自入試から見えるモノ

日比谷高校の入学試験の傾向(特に英語)は『東京大学』及び『センター試験』を大きく意識している

といえるでしょう。分量の多さもさることながら、一番強く印象に残ったのは『基本事項の運用能力』が厳しく問われることです。

国語・数学・英語いずれも高いレベルではあるものの、全く歯が立たないというわけではありません。如何に基礎を大切にして学習に取り組んできたかが如実に露われる良問といえるでしょう。

 

☆ 日比谷高校の漢字対策講座(近日公開予定)

今後、当ブログでは『日比谷高校』を目指す受験生にとって有益な情報を随時更新していく予定です。受験の終わりはまた新たな受験の始まりであることを念頭に、今後も頑張っていきましょう。

 

そこで、先述の通り、月に2回ペースで日比谷高校の漢字に出題されそうな予想問題を新聞記事から引用して記事にしていこうと思います(月2回×12ヶ月=24講座)

来年以降日比谷高校の受験を考えている中学生諸君は必見の内容となりますのでご期待ください!

 

 

 

written by Akky

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