日比谷高校のススメ

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【高校受験】難関都立受験における理社の戦略

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難関都立高校受験を考えている多くの人にとって、理社は「180点とらないといけない」存在であるものの、過去問などを演習してもなかなか180点に到達しない人もいるのではないでしょうか。

都立の理社でいまから180点にたどり着くためにすべきことをお伝えします。

 

1. 過去問の復習と新しい問題を演習することとのバランス

過去問などを解いた際、全て解けなかった問題はしっかり復習します。復習の目安は、その問題を次に見たときに正解できるかどうかです。ただ、復習もこなしつつ、新しい問題を解くことも忘れずに行いましょう。少しでも多くの問題を解き、少しでも多く自分の忘れていたことを見つけ、少しでも知識の穴を塞ぎます。過去問だけでなく、予想問題集や、様々な参考書の実践問題など、都立風の問題をひたすら解きます。

2. 関連する概念はまとめて覚える

復習の時にすべきことですが、「問題に登場した概念と対になる概念にどのようなものがあったか」ということを確認し、連想ゲームのように次々と思い出すことができるようになりましょう。例えば、等粒状組織に関する問題が出されたときに、ついでに等粒状組織と対になる概念である斑状組織の存在を確認し、それぞれの出来方や関連した単語をすべて一度はその場で確認しましょう。

「等粒状組織は地下深くでマグマがゆっくり冷やされてできたもので結晶が大きい

斑状組織は地表近くでマグマが急に冷えてできたもので、斑晶と石基と呼ばれる部分がある。斑晶はまばらに存在する小さな結晶で石基はさらに細かい下地のようなもの」

等粒状組織、斑状組織、どちらかが問題に登場したら、これくらいの暗記事項はさっと頭の中で思い浮かべられるようにしましょう。1つの問題で複数の事項を確認できる、非常に効率の良い勉強法です。

 

入試で最もうまくいくコツは、「問題を作る側の考えを読む」ということです。問題作成者が、どのようなことで間違えさせようとしているのか、どのような力をみているのかを推測することができれば、そこから逆にしっかり覚えるべきことが何か、おのずと見えてくると思います。最後まで一切の妥協をせずに勉強しつくしてください。

 

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