【高校受験】直前特講〜合格からの逆算〜
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いよいよ2月に入り、本格的な受験が始まりました。滑り止めの学校を受けに埼玉や神奈川などの有名校を既に受験したという人もいるのではないでしょうか。
今回は、「合格プラン」についての記事です。
最初にお伝えしたいことは、この時期から国語の点数を爆発的に伸ばす勉強法は無いということです。勿論、これまで国語の学習に取り組んだ成果が結実することはあります。しかしながら、今から国語の勉強を始めたところで、他科目のような点数の伸びを期待することはできません。
そこで、受験生の皆さんは今一度自分の合格プランを見直してみて下さい。
例として日比谷高校を受験する場合を考えてみましょう。
学校説明会や塾の説明会などでも話されている通り、直近3年間の日比谷高校の一般受験の合格基準は
男子:素内申41-42 学力試験 370-390
女子:素内申42-43 学力試験 350-380
となっております。これはいわゆる「グループ作成入試」の影響であり、本年度からはまた合格基準点は下がると思われますのであくまで目安です。
これを踏まえ、自分がどのような点数を取れば合格できるのか、逆算していくことが大事です。
例えば、素内申42のA君が当日400点を目指すとします。勿論A君の得意科目・不得意科目を考慮する必要がありますが、ここではA君は英語が得意で数学が苦手だとしましょう。
直近の過去問でのA君の成績は
国語 70点
数学 50点
英語 75点
理科 75点
社会 80点
でした。
ここで考えられるA君にとっての最適な合格プランは
国語 75点
数学 60点
英語 80点
理科 90点
社会 95点
となります。
ポイントは
「国語の点数の伸びを期待しない」ことです。
短期間で試験の点数を伸ばせるのは知識分野がほとんどですが、都立入試の国語に関してはそれは漢字しかありません。読解問題の点数を伸ばすには時間がかかるため、効率が良いとは言えません。
理社で安定して9割以上を得点できる人は国数英の学習に時間を割くことが良いですが、そうでない人がほとんどかと思います。
直前にやったことをそのまま反映できるのは理社含む知識分野です。「考える能力」を求められる国語や数学、英語に関しては効率的な方法で学習に取り組む他ありません。(数学に関しては直近の記事を参照下さい。)
どうか、今一度自身の成績を見直し、本当に成すべきことは何か、よく考えて「効率良く」学習を進めてください。
Written by Akky