中学生でも解ける外伝 高校入試難問32★★ 城北埼玉高
↓ここからカテゴリー別に記事を見ることができます。↓
★ ...出題校ぐらいのレベルの高校志望なら完答できるべき。
★★ ...出題校ぐらいのレベルの高校志望なら半分くらい解ければ十分。
★★★...難しすぎる、いわゆる捨て問。
問題
★★
直線lの方程式は、直線mの方程式はであり、2直線l、mの交点をA、直線mとy軸との交点をBとする。直線l上の点をPとし、直線OPと直線mの交点をQとする。△OBQと△APQの面積が等しくなるとき、
(1) 点Aの座標を求めよ。
(2) 直線OPの方程式を求めよ。
(3) 点Qの座標を求めよ。
ヒント、着眼点
よくある1次関数と、それらに囲まれた図形の面積に関する問題です。
(2)がやや難しいです。「面積が等しい」ということからあることを連想できるかが勝負。
以下、解答
解答
(1) A(3,3)
(2)
(3)
解説
(1) lとmの式が与えられているので、その交点のAの座標はそのまま連立して解くだけです。
①と②を連立して解けば、x=3,y=3になります。
(2) この問題で使うテクニックは等積変形です。面積が等しく、底辺が共有している2つの三角形を作り出すのがポイントです。「面積が等しい」と言われたら必ず等積変形を一度は思い浮かべるとよいでしょう。
△OBQと△APQの面積が等しい→△OABと△OAPの面積が等しい→OA//BP
OAの傾きは1なので、直線BPの方程式は
①と③を連立して解けば、交点であるPの座標が分かります。
P(4,6)
したがって、直線OPの式は
(3) Qはmと直線OPの交点であるから、②と④を連立して解けば、
↓ 前回と次回
written by k